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フォースの覚醒:PagerDuty + DatadogでDevSecOps

投稿:2018年8月23日   |    更新:2022年3月9日

セキュリティ専門家として長年過ごしてきた私は、Datadogのような企業が、変化するセキュリティ環境にどう対応しているかに常に関心を持っています。 昔はセキュリティ組織がセキュリティの責任を完全に負っていて、ビジネスの周縁(perimeter)を保護することに重点を置いていた、ということも思い出せます。しかし、クラウド、モバイル、Webアプリケーションの出現で、周縁は消えてしまいました。 それと並行して各企業は、セキュリティとは開発チームと運用チームの中で共に責任を担い 、統合されるべきだと認識するようになっています。

それに向き合いましょう:Webアプリケーションに対する攻撃はMenace(脅威。ファントム・メナースから)となっており、毎年急速にデータ侵害が増加しています。 Rogueアクターは、インフラ、ソフトウェア、およびプロセスの弱点を悪用しています。私たちはこれに対してどのようにしてStrikes Backしますか? New Hopeをここに…DevSecOps!

お分かりでしょうが、私は子どものころからスターウォーズの熱狂的なファンです。いつもこの話題のシリーズの新作が発表されるたびにワクワクしています。最新版は私にこの、遠く遠く離れた銀河の(原文はa galaxy far, far away )の教訓がDevSecOpsに関して私に教えてくれたことを思い出させました。

“覚えたことは全て忘れるのじゃ” – ヨーダ

賢明なJedi Masterが言ったこの言葉を言い換えると、あなたがずっと真実だと思っていた知識のいくつかは、いつか偽に変わることもある、と言っていたはずです。DevSecOpsについて言えば、それはトランスフォームの成功を邪魔することもあります。時代遅れのツールとプロセスを使うことで、セキュリティチームが物事を停滞させる可能性があるのです。セキュリティは、組織内のセキュリティのマインドセットを変える一部として調整が必要であり、より新しいツールやプロセスがどれだけ良きパートナーになるかを知っておく必要があります。クラウドアプリケーションの監視サービスであるDatadogは、ツールとプロセスを更新する必要があると認識した企業の1つです。 そのセキュリティチームは開発部隊から学び、PagerDutyをアラートとレスポンスに使用し始めました。 PagerDuty Securityチームの一員として私は、ビジネスに自前のサービスを生かすこと(Eat Your Own Dog Food)も 自分のプラットフォームをセキュリティ業務の一環として使うこともできます。 しかし、なぜでしょうか?

“こいつはケッセルまで12パーセクで飛べた船だ!”- ハン・ソロ

PagerDutyでは、私たちは即応性と応答性を備えたモデルを志向しています。 例えば、セキュリティイベントが発生していたりリソースが準拠していないことをどれぐらい早く発見できるでしょうか?あるいは起きた問題を収めるためにどうに迅速に対応できるでしょうか? といったことです。DevSecOps一部は、セキュリティについてスピード面でスケールする自動化された決定をすることです。 ミレニアム・ファルコンが光速で飛ぶほどは速くないかもしれませんが、迅速に対応できることは、潜在的なコスト削減とリスクの削減につながります。 スピードが要(かなめ)なんです!

すべてのリリースが100%安全で、100%稼働率を達成していると言えればよいのですが、現実にはありえません。現実では問題が起こり、どのくらい迅速に対応できるかが収益に影響します。 2017 Ponemon Cost of Data Breach Study は、インシデントレスポンスチームを組織することで、レコードあたり最高19ドル分の損失を削減できることを示しました。 適切な人にアラートして迅速に関与させることが重要です。

PagerDutyでは、クラウド内でマルチテナントのSaaS(software-as-a-service)プラットフォームを運用し、さまざまなツールを使用してインフラストラクチャを監視および保護しています。 これらのツールは、私たちが採掘してフィルタリングできる多くのシグナルを生み、PagerDutyプラットフォームとのインテグレーションにより、関連するセキュリティイベントとアラートをまとめることができます。 これにより、イベントに即応して、 インシデント対応プロセスを開始し、迅速に対処と復旧ができるようになります。

これはセキュリティインシデントに限りません。 開発者がコードを所有している環境では、クラウドインフラ内のリソースがコンプライアンスから逸脱したり、セキュリティリスクが発生したりする事態を迅速に判断することもできます。 迅速に対応して開発者と協力して問題を修正し、最善のセキュリティプラクティスについての早急なフィードバックを提供し、以後のプロセスを改善することができます。

“やるか、やらないかじゃ。試しはない ” – ヨーダ

DevSecOpsのアプローチを実装するのは、難しい作業のように思えるかもしれません。また成功するためには、組織内のセキュリティの考え方を変えるなど、多くの課題があります。 それ自体は、ジェダイの精神的なトリックを使うべきだと思えるかもしれません。しかし、あなたはプロセスにコミットし、その後に自分の間違いから学び、また過去に同じことをした他の人から学ぶ必要があります。DevOpsと同様に、DevSecOpsは反復学習と改善のプロセスでなければなりません。 DevSecOpsは、迅速なフィードバックを提供するためにセキュリティプロセスを自動化するための適切なツールを選択することでもあります。PagerDutyを活用すれば、そのトランスフォーメーションを助けられると思います。

あなたの組織でDevSecOpsをうまく実装する方法の詳細を知りたいですか? Datadogの導入事例をチェックしてください。

本記事は米国PagerDuty社のサイトで公開されているものを日本語訳したものです。原文はこちらです。

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