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PagerDuty、2024年度第4四半期決算の売上成長と収益性を報告

投稿:2024年3月15日   |    更新:2024年3月15日

デジタル運用管理プラットフォームのリーディングカンパニーPagerDutyは、1月31日に終了した2024会計年度第4四半期の財務結果を発表した。同社は、前年同期と比較して10.1%の1億1,110万ドルに達する大幅な収益増加を報告した。GAAPベースの営業損失は3,340万ドルだったにもかかわらず、同社の非GAAPベースの営業利益は1,100万ドルと堅調で、非GAAPベースの営業利益率は9.9%だった。この業績は、同社が非GAAPベースの収益性を2年連続で拡大できることを裏付けており、同社の運用効率と企業による運用クラウドの採用の増加を証明している。

財務報告書では、普通株主のGAAPベースの1株当たり純損失が0.33ドルである一方、非GAAPベースの希薄化後1株当たりの純利益は0.17ドルであることも強調されている。同社の流動性は依然として堅調で、2024年1月末時点で現金、現金同等物、および現在の投資総額は5億7,120万ドルとなっている。会計年度全体の収益は前年比16.2%増の4億3,070万ドルに達しました。通年のGAAPベースの営業利益は5,640万ドルで、非GAAPベースの営業利益率は13.1%だった。

PagerDutyの年間経常収益(ARR)は前年比10%増加し、4億5,190万ドルに達した。ドルベースの純維持率は107%で、前年の120%から若干低下。同社はまた、ARRが10万ドルを超える顧客が804社、ARRが100万ドルを超える顧客が58社と、大口顧客の増加も報告した。この成長は、顧客ベースの拡大とエンタープライズ部門への浸透の深化における同社の成功を反映している。

PagerDutyのイノベーションと顧客の成功への取り組みは、インシデント管理ソリューションの強化を目的とした最近のJeli, Inc.の買収を通じてさらに実証された。同社はまた、2024年のデジタルオペレーションの現状調査を発表し、企業インシデントが16%増加していることを明らかにし、今日のペースの速い技術情勢において効率的なデジタルオペレーション管理の重要な必要性を浮き彫りにした。新しい経営陣と取締役会メンバーの任命と大幅な顧客拡大は、PagerDutyがリーダーシップと市場拡大に戦略的に注力していることを示している。

PagerDutyは2025会計年度第1四半期の財務見通しも提供し、総収益が1億1,050万ドルから1億1,250万ドルの間になると予測しており、これは前年比7%~9%の成長に相当する。同社はまた、非GAAPベースの希薄化後1株当たりの純利益が0.12~0.13ドルになると予想している。2025年度通期の収益予測は4億7,000万ドルから4億7,800万ドルの間に設定され、成長率は前年比9%~11%、希薄化後1株当たりの非GAAP純利益は0.65~0.70ドルと予想される。

PagerDutyの財務結果と将来の見通しに関する記述は、同社のビジネスモデルと成長と収益性の推進を目的とした戦略的取り組みに対する自信を反映している。同社は製品提供と顧客ベースの拡大に注力しており、その強固な財務状況と相まって、進化するデジタル運用管理分野での継続的な成功に向けて有利な立場にある。

出典:PagerDuty