Interop Tokyo 2018 ShowNetでのPagerDutyの活用例をミートアップで紹介
- On 2018年8月9日
Digital StacksではDevOps Stacksミートアップとして新しい技術を紹介しています。その3回目で「Interop Tokyo 2018 NOCチームに学ぶ大規模インフラの構築と運用」と題して、Interpop Tokyo 2018でのPagerDutyの活用例を紹介しました。
会場は東京・原宿にほど近いUltraSuperNewギャラリー。今回のテーマがDevOpsのため、エンジニアの方も多く参加されました。
乾杯でスタートし、Digital Stacksとデジタルリサーチの紹介、CEO島田のデジタルインダストリーの現状報告などがあった後、いよいよ当日のメイン、Interop Tokyo 2018(以下Interopと略)のShowNetの構築、運用の様子が披露されました。
Interopは米国大会を起源に、ヨーロッパ、日本で毎年開催されているネットワークテクノロジーとビジネスのイベントです。日本では1994年の第1回から数えて25回目になる今年も、6月13日から3日間、幕張メッセで14万人を超える来場者を迎えて開催されました。
そのInteropのネットワークインフラを担っているのがShowNetで、参加する各社が持ち寄った2600を超えるハードウェア、ソフトウェア、サービスを相互接続します。特徴的なのはShowNetがInteropの実運用環境を提供するとともに、未発表の製品も持ち込んで接続試験を行うなど、実験的な性格を持っていることです。基本的にShowNet内での実験は自由なので、運用中にファームウェアを書き換えたりと、プロトタイプの試験環境にもなっています。トラブルの発生も織り込み済み。
この環境を支えているのは各社から送り込まれた何百人ものトップエンジニアたちで、開催日の2週間も前からホテルに泊まり込みで構築に当たります。今回のMeetupのスピーカーを努めた株式会社レピダムの阿部 博氏もその一人で、毎日3時間の睡眠時間に耐えながらの構築と運用の実際を語っていただきました。
今回のShowNetにはDigital StacksもコントリビューターとしてPagerDutyを提供し、頻発するアラートの管理に貢献しました。
阿部氏によれば、1日に数億行のsyslogが発生するほどの環境で、数多くの監視ツールが使われています。そのため、アラートの発生数も膨大になります。昨年はそれをすべてSlackに流しており、「スマホのバッテリーが一晩でなくなってしまった」ほどだったそうです。
厳しい日々を楽しそうに語られた後は質疑応答に移り、我も我もと質問が集中しました。現役エンジニアでもなかなか経験できない大規模かつ複雑なインフラの構築運用に、参加者は大いに興味を惹かれたようでした。
盛会のうちに終了したDevOps Stacks Meetupは、今後も定期的に開催する予定です。乞うご期待。
イベント概要
イベント名:DevOps Stacks Meetup Vol.3
場所:UltraSuperNew Gallery
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目1−3
開催日:2018年8月2日(木)
主催: 株式会社Digital Stacks、共催:株式会社デジタルリサーチ
DevOps Stacks Meetupとは
本Meetupでは、デジタルで活躍されている皆様同士の交流の場の構築を目指しています。これまでのMeetupイベントには最新のインシデント管理に関心のある多数の方が集まってくださいました。
来場者のお声の中には「スピーディな問題解決」「最高のカスタマーエクスペリエンスの提供」というユーザーへ提供する外向けの視点に基づいたものから、「業務の自動化」「働き方改革」という開発・運営体制に言及するような様々なキーワードがありました。
第3回目を開催するにあたり「DevOps Stacks Meetup」と題してシリーズ化することにいたしました。
Vol.2(大阪)の模様は
https://osaka1802pd.splashthat.com/
をご覧下さい。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Digital Stacks
デジタルマーケティング部
川尻智幸
Mail:info@digitalstacks.net
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