デジタルオペレーションの現状

リアルタイム対応の増加がどのように技術チームに負担を強いているのかを明らかにした「デジタルオペレーションの現状」の初版をお届けします。

PagerDutyプラットフォーム上のデータを集約・分析することで、優れた運用手法がビジネスインパクト、オペレーションの健全性、およびヒューマンファクターに与える影響を明らかにしました。また、本レポートによって、デジタルおよびビジネス部門のリーダーの理解促進に少しでもお役に立てればと考えています。

本ページでは、レポートの中で強調されているプラットフォームの主要なインサイトをご覧いただけます。ここに記載されている指標は今後も定期的に更新され、トレンドもアップデートされていきます。

1日あたりの主な指標 (2021年10月現在)

4,400万件

のイベント

140万件

のアラート

66.7万件

のインタラプション

7万件

のクリティカルインシデント

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2020年、ユーザーは前年に比べ、1日平均で2時間余分に働きました。これは1年で約12週間も余分に働く計算になります。

PagerDutyのデータによると、2020年の労働時間は2019年に比べ、かなり不安定であることが分かりました。インシデント対応の中心は最終的には人であるため、組織で起きる可能性のある過重労働を認識し続けることは、ビジネスチームにとっても技術チームにとっても重要なことです。

2019年から2020年にかけて、クリティカルインシデントが19%増加

クリティカルインシデントは、「緊急性の高いサービスにおいて、5分以内に自動解決されず、4時間以内に確認され、24時間以内に解決されたもの」と定義しています。

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PagerDutyを使用した場合、全体で98%のノイズ抑制が可能

機械学習を含むさまざまなノイズ除去技術により、4000万を超えるイベントは約100万件のアラートに圧縮されます。これは1日あたりの実インシデント数とほぼ同数になります。

米国における2020年のインタラプションは
2019年と比較して

9%増加

営業時間外のインタラプション

7%増加

休日/週末のインタラプション

5%増加

営業時間中のインタラプション

3%減少

就寝時間中のインタラプション

燃え尽き症候群の放置は離職率上昇に直結

PagerDutyのデータサイエンスチームは、プラットフォーム対応者の離職率と営業時間外にインシデント解決に当たる頻度との関係性に注目しました。その結果、両者の間には統計的に有意な相関があることが分かりました。営業時間害に問題解決に当たる頻度が高いユーザーほど離職する可能性が高かったのです。

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時間の経過とともにインシデント対応のレベルは向上

PagerDutyを5年以上使用しているアカウントを見ると、平均確認時間(MTTA)と平均修復時間(MTTR)の両方が、時間の経過とともに減少傾向にあります。つまり、プラットフォームを使い続けることで、インシデント対応のレベルは明らかに向上しているのです。

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本レポートではこうしたインサイトをご覧いただけます。 是非ご一読下さい。