PagerDutyのモバイルアプリ一新:機能と使いやすさをさらに強化
- On 2018年12月28日
- Blog, オンコール・スケジュール, オンコール管理, スケジューリング, モバイル, リリース, 更新, 製品アップデート
あらゆることがお客様の意思決定の瞬間に影響する世界では、チームは問題と機会に数秒で対応しなければなりません。 顧客のワクワク感を増すにはリアルタイムで答えることが必要で、ラップトップやデスクトップのPCに縛られていたら効果的なDevOpsやITOpsはできません。
このことを念頭に置いて、PagerDutyはあなたやあなたの組織のレスポンダーがどこにいてもPagerDutyモバイルアプリで以前より多くのことができるようにする機能拡張に取り組みました。 今年リリースした最高のMobile Incident managementの革新についてお読みください。
レスポンダーにとってのメリット
技術面で対応する人にとっては、問題を迅速に切り分けて迅速に行動を起こすことが絶対に重要です。実戦の間にも、モバイルアプリは最新の情報を更新表示するので、いつでもすぐにリアルタイムの状況を把握できます。
サーバーが復旧してインシデントが解決した場合は、直ちに更新が自動的に表示されます。この機能にはPagerDutyがサポートする強力な適応的機械学習機能が含まれており、automatically grouping related alerts *として関連するインシデントを1つのインシデントに自動的にグループ化し、重要なデータを一括管理してノイズを最小にし、事情を説明する重要なデータたけに絞り込んで提供します。
*注: PagerDuty Event Intelligence 製品を使用しているお客様は、インテリジェントアラートグループ化機能を使用できます。
一新されたschedules experienceにより、オンコール時にいつでも簡単にスケジュールを確認できます。この機能は、全プランのユーザーが利用できます。 スケジュールは、オペレーションのレビューや、来週誰がオンコールになるのかを調べること、さらにシフトを交代したいときのやり取りに最適です。 数回タップするだけで、自分自身またはチームメイトのオーバーライドを直接予約できます。 過去、現在、将来のオンコールスケジュールと担当先を表示させることが、これまでになく簡単になりました。
「PagerDutyのモバイルアプリは、私たちのチームが即座にすぐ行動を起こせるようにしてくれました。おかげで私たちは常に稼働状態を保ち、世界のサッカーの話題を顧客に提供できます。 新しいモバイルのスケジュール機能は、コールのオン/オフのタイミングを一目で確認できます。また、必要に応じて交代することが簡単になったため、チームも満足しています。」 – Tiago Queiroz氏、OneFootball
インシデント・レスポンスと重大インシデントのためのモバイル機能
重大インシデントへ対応する場合のシナリオのため、ベストプラクティスを念頭に置いてモバイルエクスペリエンスを設計しました。 インシデントの優先度(priority)*にタグ付けしてインシデントの重大度を分類できるため、どんなレスポンスが必要かについてのトリアージと認識をチーム全体にわたって迅速化できます。
また、平和な時間に理想的なレスポンスを簡単に設計できるようにしましたので、トリアージから理想的なチーム間のレスポンスのオーケストレーションやサードパーティシステムでのタスクおよびカスタムロジックの実行までを、すべてわずかな作業でー数回のタップだけでー行えます。
ユーザーは簡単にレスポンスプレイ*を実行することができます。これは 、多段階のレスポンスシナリオを実行するための高度な自動化を提供します。この機能は、チーム間のレスポンダの動員、ビジネス上の利害関係者への最新状況(とそのテンプレート)の提供などのタスクをサポートします。
*注:優先度やレスポンスプレイは PagerDuty Modern Incident Response 製品をご利用のお客様が可能です。
さらに、 カスタムインシデントアクションを使用して、 ServiceNowやJiraでチケットを作成したり 、診断を実行したり 、サーバーを再起動したりするなど、追加のタスクを実行できます。
最後に、このモバイルアプリは、タップだけでブリッジへのダイヤル/参加やSlackチャネルへの参加などを実行する機能もサポートしています。 これは、より速い動員と解決を容易にします。
ビジネスステークホルダーのためのモバイル機能
デジタルビジネスサービスは基盤となるテクニカルサービスによって支えられているため、テクニカルなインシデントはビジネスに大きな影響を与える傾向があります。 しかし、ビジネス上の関係者にとって、例えばKafkaサービスが停止していることを知っても役に立ちません。その代わりに、どのビジネスサービスが影響を受けるか(例:カートサービスのチェックアウト)、その影響と範囲(影響を受ける顧客数と毎分どのくらいの損失が発生するか)、誰がそのビジネスの所管しているかについて、リアルタイムに状況を把握する必要があります。
通常、この情報はさまざまなシステムに散在しているか、まったく存在しないため、時が進んでいる間にも莫大な手間と痛みを生みます。 新しくリリースされたPagerDuty Visibility 製品は、モバイルファーストの体験にこれらの情報を組み込むことで、このギャップを解消します。
モバイルアプリのビジネスインパクトダッシュボードは 、リアルタイムでのビジネスインパクトメトリクス、連絡先、インシデントのステータス、優先度、継続期間など、インシデント内の重要なコンテキストを明らかにします。クリティカルな更新情報はビジネスの利害関係者に自動的に共有されます。 ビジネスへの影響は、顧客に影響を与えるインシデントに対して、技術面のレスポンダーとビジネス上の利害関係者が共同で優先順位を付け、適切に調整された行動をとることができる共通語になります。
*注:PagerDuty Visibility製品をご利用のお客様は、ビジネスインパクトダッシュボードを利用できます。
モバイルファーストなリアルタイムオペレーションを実現
デジタルの世界では、リアルタイムオペレーションにはモバイルで、完璧に動作し、どこにいても利用できる必要があります。 そのために私たちは、PagerDutyの独自のインテリジェンス、自動化、およびベストプラクティスをあなたの指先に提供する優れたユーザーエクスペリエンスを実装できるよう、PagerDutyをモバイル優先で設計しました。
私たちの使命は、あなたとあなたが組織全体で協力するチームを支援し、重要な洞察を簡単に得られて、いつでもどこでも正しい行動を起こせるようにすることです。 簡単に要約すると、このブログで取り上げたエキサイティングな機能のリストは次のとおりです。
- ライブアップデート
- 自動アラートグループ化
- 新しいスケジュールとオーバーライドの経験
- インシデントの優先度
- 高度なレスポンスオートメーション(レスポンスプレイ)
- カスタムインシデントアクション
- タップ操作でブリッジまたはSlackチャンネルにダイヤル/参加する
- ビジネスインパクトダッシュボード
PagerDutyモバイルアプリにはもっと多くの機能がありますが、一番大事な時に必要な正しい洞察とツールを提供できるようにするために、私たちは常に操作性と機能を進化させています。 どうすればモバイルアプリを向上させることができるかについてのフィードバックをsupport@pagerduty.comに送ってください 。
最後に、 mobile incident managementページまたは release notes をチェックして、 モバイルアプリに関する情報を常に最新の状態に保ってください。
本記事は米国PagerDuty社のサイトで公開されているものをDigitalStacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。